SFI製造現場統合
SFIはShop Floor Integration(製造現場統合)の略で、プラントからのIoTデータをERPプロセスに統合することが目的です。これにはメンテナンスプロセスの他に、サプライチェーンプロセスや、顧客が使用するであろうほぼすべてのプロセスが含まれます。SFIは単なる技術的インターフェースではなく、選択したプロセスに対してそのまま使える機能性を持つ、ロジックテンプレートです。製造現場統合ソリューションには、SFIにイベントおよびプロセス値(リミット値違反など)を提供する上流のIIoTプラットフォーム(例:moneo)が必要です。
SFIはSAP ERPs R/3およびS4/HANAにアドオンで利用できるので、これらのシステムに完全に統合できるソフトウェアです。それには、メンテナンス用のSAP PMモジュールが必要です。
SAP ERPで次のプロセスがサポートされます。
メンテナンス
- メンテナンスモジュールSAP Plant Maintenance(PM)内のメンテナンス通知の自動作成
- メンテナンスモジュールSAP Plant Maintenance(PM)内のメンテナンスオーダーの自動作成
- メンテナンス関連の情報メールの自動送信
- SAP Plant Maintenance(PM)内の制御メンテナンス計画用の測定文書を自動作成
- 生産資源やツールの有効利用度をモニタリングするための測定文書を自動生成
- エネルギデータ(圧縮空気、水、ガス、電気)検出の測定文書を自動生成
サプライチェーンでの用途
- 在庫移動(商品の撤去など)の履歴を自動生成
- 原材料や備品の自動予約
迅速で簡単なセットアップ |
操作が簡単 |
SFIワークフロー |
コスト削減が可能 |
迅速で簡単なセットアップ
- SFIはSAP ERPに完全統合
- 既存のセンサ構造をそのまま流用可能
操作が簡単
- インハウス開発不要、開発者のリソースを節約できるのでサービスコストを削減可能
SFIワークフロー
- 製造現場からのリアルタイム情報をERPシステムへ
- SAP内でフォローアッププロセスをトリガするためのセンサを軸としたトリガ用テンプレート
コスト削減が可能
- プラントの稼働率向上
- プロセスを最適化することで節約の可能性を特定、実施
- 在庫を最適化しコストを削減
- 状態に基づいた予知保全により、メンテナンス措置を早期に計画