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OEE -総合設備効率

製造の生産性を測定するために用いられる指標です。

設備総合効率(OEE)では、プラントの付加価値の度合い関する情報が分かります。この分野には、生産プラントの有効性を最適化する、ダウンタイムを最小限に抑えるといった、最適化の可能性を大いに秘めていることが多くあります。この指標を決定するプロセスは複雑で、各企業に合わせて個別に調整する必要があります。

OEEを決める要素

設備総合効率の算定には、稼働率性能品質の3つの要素を用います。目標は、価値創造を高め、無駄をなくすことです。これらの値に何らかの内容を与えるには、広範なデータ分析が必要です。データの収集と分析に、特殊なソフトウェアが使用されることも多いです。

Chart showing 3 components of original equipment effectiveness: Availability, performance, and quality. Includes calculations of each component.
稼働率 性能要因 品質要因
  • 予期せぬ不具合(機械の故障)
  • 予定している停止(メンテナンスや器具の交換)
  • 稼働率100% = 計画された生産時間全体にわたって工程が実行されている
  • チョコ停
  • 生産サイクルの低下
  • 性能100% = 工程が最大速度で実行されている
  • 不良品
  • 稼働初期の不良(歩留まり低下)
  • 品質100% = 生産されたすべての部品が使用可能

OEEの算出方法

  • 一般的なメーカーのOEEは60~65%。
  • 世界クラスのメーカーのOEEは85%。
  • OEE値が100%の場合、計画された生産時間の間、工程が常に最大速度で実行されていて、かつ生産されたすべての部品が使用可能であることを意味します。

OEEを上げる方法

稼働率:
計画外のダウンタイムを防ぎましょう。IO-Linkはすべてのメンテナンス関連データを、直接デジタルでシステムからITレベルに転送します。機械の動作を効率的に監視するために必要なすべてのコンポーネントを、センサ単体からネットワークインフラやソフトウェアまで幅広くご提供します。
優れた性能を発揮
透明性(見える化)は効率につながります。プラントの値をより包括的に監視するほど、プラントのパフォーマンスをより効果的に高いレベルで維持し、常に高品質の製品を大量に生産できます。当社は高精度センサ、IO-Link経由で変換ロスのないデジタルデータ伝送、強力なソフトウェアなど、プラントとの相互通信をシンプルにするために必要なコンポーネントを幅広くご提供します。
品質:
プロセスが設定からわずかにずれるだけで、生産される食品の品質に影響を与える可能性があります。最悪の場合、貴重な材料と生産されたバッチが失われます。当社は、生産プロセスにおいて重要なすべての値を永続的かつ長期的に解析するための、一貫性のあるソリューションを提供します。これによって、製品が常に高い品質規格を満たすことが可能になります。
センサからクラウドへのデジタル化:
分散情報を集中的に処理。プラントからのセンサ情報をまとめて前処理してからクラウドシステムに転送し、中間コントローラやPCがなくても、企業ネットワークへの直接接続がなくても、中央および共同で評価可能なソリューションを提供します。インテリジェントなアラートといつでもどこでも利用可能な透明性のあるデータにより、食品生産を確保できます。
トレーサビリティ:
オートメーションソリューションは、物流プロセスでの食品の安全性保証にも役立ちます。固有のコードにより、果物や野菜、穀物などの原材料を、収穫から最終顧客まですべて追跡できます。透明性のあるサプライチェーンは、必要な品質を保証し、製品に対する顧客の信頼も向上します。