ifm、「グリーンファクトリー」を建設
ifm、ルーマニア・シビウに「グリーンファクトリー」を建設
2022年3月5日 - 建設工事は本年3月1日に開始。敷地面積は約13,000 m²。目標は、ルーマニア・シビウに新工場を建て、ドイツサステイナブル建築協会(German Sustainable Building Council:DGNB)のゴールドメダル認定を受けること。
世界有数の産業用センサのメーカーであるifmは、シビウ地方最大の雇用主のひとつでもあり、現在650人を超える従業員を抱えています。ルーマニアでのプラントの礎は7年前に築かれましたが、そのストーリーにはまだ続きがありました。この拠点の開発成功が、現在の拡大計画へとつながったのです。本年4月7日に着工式を開き、そこで当社はシビウのifm新工場の着工を宣言しました。この工場には販売本社も置かれる計画となっています。
「ifmと世界のお客様との関係は特別なもので、ルーマニアも例外ではありません。当社は広大な製品ポートフォリオを保持し、革新的なソリューションを提供しており、高度な訓練を受けた従業員の存在に誇りを持っています。ifmは控えめに言っても、全産業の主要企業に頼られる重要な柱となっています。本日お集まりいただいたこのプロジェクトでは、当社の生産現場の従業員がすばらしい建物で働くことで、産業オートメーション分野のサプライヤにとって、より身近な存在になります。ifmは優れた雇用主であり、シビウの地域社会に貢献するよう全力を尽くします。私自身、このファミリーの一員であることを誇らしく思います」 ifm electronic Romania常務取締役のFlorin Molositは、4月上旬の着工式でこのように述べました。
また、ifm efector and prover Sibiu常務取締役のAlex Măgdoiuは次のように述べました。「過去7年間で、ifmは優秀かつ好業績の会社であることを証明しました。この新工場建設の決定の根本にあったのは、販売活動と生産活動を一体化させるという考え方です。そのため、生産と運営の両方の機能を持つ建物をつくり、その2つの部門を1本の廊下でつなげようと構想しています。これが当社の新プロジェクトの第一歩です」
その目的:DGNB認定工場
工事は本年3月1日に開始しました。敷地面積は約13,000 m²です。また、大きな特徴としては、完全なグリーンファクトリーになる予定です。「グリーンファクトリー認定工場を建設できるこのチャンスを嬉しく思っております。ifmはドイツサステイナブル建築協会(German Sustainable Building Council:DGNB)の基準に従うことを決定しました。DGNB国際システムに準拠したゴールドメダル認定を取得する世界初の工場となることを目指しています。エコロジー、経済、社会文化などのさまざまな要因について、建設中にも、建設後の使用時にも評価されます。この高い認定レベルを達成するために、エネルギーシステム全体を最適化する予定です。これには、太陽光発電モジュールやヒートポンプの利用、最新世代の原材料やテクノロジーの活用が含まれます」とシビウのifm経営陣は述べています。
信頼されるパートナー
自治体の代表者とifmの長年のパートナーが4月上旬に開かれた着工式に参加しました。当工場の建設を設計と企画で支援したCON-A、据付専門会社であるSIFEE Action、土地の購入を支援し、今後も建設全般に大きく関わるプロジェクト管理会社Optimahausなどが参加者として名を連ねました。「シビウはすばらしい地域で、たくさんの能力ある方々や信頼できるパートナーと出会いました。これからもさまざまな分野で雇用を創出することにより、シビウ経済の価値を高めていきたいと思っております」とAlex Măgdoiuは述べています。
時を越えて
4月7日には、これまでの思い出やifmの未来に向けた計画を保管した「タイムカプセル」を埋める象徴的な式典も開催しました。「高いセキュリティ体制を実現しながら成長する」(ifmの経営哲学から引用)というモットーに従い、当社は今後も産業の未来を牽引していきます。