標準アナログ出力制御・増幅器
アナログプロセス値の監視
センサは製造業のさまざまな現場で使われ、温度や圧力、流量などのプロセス値を検出します。
多くの場合、センサで直接プロセス値を監視します。ただし、差分によりプロセス値を監視したい場合は、測定機器が2台必要になります。
測定値を計算して診断
本製品は、2台のアナログセンサをさまざまな動作モードで接続できます。
このため、2点のスイッチングポイントを1つの信号として、また1つのリミット値を2つの測定値に割り当てられます。この2つの信号の測定値をスケーリングし、加算・減算処理することが可能です。
こうして求めたプロセス値を最大2点のスイッチングポイントで監視し、4~20mAの1つのアナログ信号として出力できます。
また測定値は、IO-Linkのデジタル通信で上位制御機器へ送信できます。IO-Linkでは、多彩なパラメータ設定を簡単に行うことができます。
アプリケーション
フィルタの差圧測定
フィルタの入口と出口の圧力の差を2台の圧力センサで測定します。使用しているうちにフィルタが詰まると圧力差が大きくなります。
発酵タンクの圧力測定
タンク底部の液体の水圧と、発酵により液体の上部に溜まるガスの圧力を測定します。液体の圧力値からガスの圧力値を差し引くと、タンク内の液面レベルが求められます。