ポンプ場監視機能の改良
io-keyは、システムの不具合に起因する越流を簡単かつコスト効率よく防ぎます
ポンプ場の不具合を 直ちに知る |
簡単接続 | 越流がもたらす 高額の費用を回避する |
結果
- ポンプ場の不具合による地域的な越流を阻止
- io-keyによる簡単接続
- センサをmoneoに統合して、水位およびポンプを監視
- 高額な清掃作業を回避
課題
廃水を運べるほど十分な自然勾配がないエリアには、小規模なポンプ場が設置されます。このようなポンプ場には、大雨の際、洪水を阻止する役割もあります。通常、50世帯の住宅街1つにつきポンプ場が1~2か所あります。
ポンプ場は比較的単純で、電動ポンプと、機械式または超音波式のレベルセンサで構成されます。これまで、ポンプ場は監視機能を備えていませんでした。レベル測定機能が動作しなかった場合、ポンプは起動せず、ポンプ場では越流が起こりました。地域的な越流が起きて初めて、ポンプ場の故障に気づくというありさまでした。これは財政面にも影響を与えました。洗浄用ポンプを備えたタンカーは数千ユーロもするのです。同時に、このような越流が起きると、会社の評判にも傷がつきました。
ソリューション – なぜifmか?
これまで、400か所以上のポンプ場をネットワークに接続するのは複雑すぎて、リモートで監視をすることが困難でした。この難問を解決したのが、簡単かつ迅速にセンサデータを直接クラウドへ送信する手段を提供するifmのio-keyでした。
このコンパクトなデバイスが必要とするのは、電源とモバイルネットワークの十分なサービスエリアだけです。通信には、ナローバンドIoT、または2Gネットワークを使用します。また、LTE CAT M1を介したモバイルネットワーク接続も使用できます。
送信されるデータ量はほんのわずかなので、このような狭帯域ネットワークで足りるのです。ポンプ場のio-keyは、IO-Link入力モジュールを介して、レベルセンサのアナログセンサ信号、およびポンプのステータス信号に接続されます。
設置は基本的にプラグアンドプレイで、センサをio-keyに接続すると、直ちにクラウドで測定値を利用し、ダッシュボードから確認できるようになります。また、システムとIIoTプラットフォームmoneoとの最適な接続も行われます。ポンプ場の部品に不具合が発生すると、監視機能が直ちにアラームを作動させ、越流が発生する前に、メンテナンス担当者が介入できるようになります。設置後、数か月ですでに2回、ポンプ場の不具合に起因する越流を未然に防ぐことができました。