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  1. シリンダセンサ
  2. IO-Linkシリンダセンサ

Tスロット型スマートシリンダセンサ

MKシリーズIO-Linkシリンダセンサは、デジタル式データ伝送による2点の設定可能なスイッチング出力と、IO-Linkによるさまざまな機能を搭載しています。例えば、アプリケーションのティーチ機能によるストローク時間の目標値と実際のストローク動作の比較が可能です。また、データを保存しておけるので、センサの交換と立ち上げをスムーズに行うことができます。

30mmのセンサ本体サイズは、ショートストロークシリンダのエンドポジション検出に最適な大きさです。スイッチポイントを設定してエンドポジション2点の検出ができます。このため、取付け・配線作業が簡単で工数とコストを低減します。また、シリンダのエンドポジション2点の検出によりストローク動作のリニアな監視が実現します。ピストンに取付けられた磁石の磁場を、センサの前方で確実に検知します。これにより、約50mm範囲内の検出が可能です。

製品のメリット

2点の設定と検出が可能
生産性向上に貢献するさまざまな機能を備え、設置作業の工数とコストを低減します。
診断機能により予防保全が可能
ストロークの時間・回数、センサ温度を測定し、予期せぬダウンタイムによるコスト損失を削減できます。
IO-Linkによるリモートアクセス
IO-Linkによりセンサにリモートでアクセスできるため、離れた場所からセンサのパラメータ設定が可能です。
短時間でセットアップ
2点のエンドポジション検出とデジタルティーチ機能による柔軟なスイッチポイント設定で設置工数を短縮できます。
データの保存でセンサ交換が簡単
センサ毎のパラメータ設定を自動で保存し、ミスなく簡単に交換できます。

アプリケーション

ショートストロークシリンダの2点のエンドポジション検出

IO-Linkシリンダセンサはスイッチポイント設定が可能で、約50mmのショートストロークシリンダの2点のエンドポジションが検出できます。
使用するシリンダのタイプに応じた設定が可能です。

連続ポジション監視

空気圧シリンダの動作を正確に監視します。繰り返し精度0.2mm・リニアリティエラー5%未満・分解能0.01mmの高精度により、品質管理のさまざまな課題を簡単に解決します。

シリンダ動作の監視

IO-Linkシリンダセンサは2点のエンドポジション検出ができるため、ワークの配置誤差の検出に最適です。
ウィンドウ機能により、マシンの積載エラーを検出してコントローラに直接通知できます。

状態監視

長時間にわたるマシンのパフォーマンス監視も最適に行います。
新機能のアプリケーションティーチは、空気圧シリンダ動作の診断に適用できます。これにより、基準となるストローク時間を決め、実際にかかったストローク時間と連続的に比較することにより、理想の状態からどの程度ずれているかを検出できます。アプリケーション別に許容値を設定でき、この値を超過・低下した場合は警告します。

システム接続

下位センサとのデジタル通信

  • ピストン位置を正確に伝送
  • 測定範囲全体にわたり一貫した高い分解能
  • IO-Linkマスタの分散設置により省配線
  • シームレスなデジタル通信による情報の可視化
  • センサのIIoT化

moneo:IIoTツール

  • 計画的なメンテナンスの実施が可能
  • パラメータ設定
  • 状態監視
  • OTレベルとITレベル間の通信を融合

IO-Linkによる付加価値

  • Bluetoothアダプタ
    スマートフォンからセンサにアクセスでき、IO-Linkマスタに接続されたすべてのIO-Linkデバイスのパラメータ設定・プロセス値の読取・イベント履歴の確認が簡単にできます。
  • リモートメンテナンス
    主要フィールドバスシステムとIO-Link通信に対応し、離れた場所からメンテナンスとパラメータ設定を行うことができます。
    - 上位層の構築が不要
    - コストを節約し安全性が向上
  • 接続するだけで簡単導入
    シリンダセンサの設定は、IO-Linkにより短時間で簡単に行うことができます。パラメータ設定が1回で完了します。
  • 損失のないデータ伝送
    IO-Linkのデジタル通信により、変換ロスや磁界等の外部要因による影響がないため、データを損失せずに伝送できます。

コストの検討例

生産速度が速い製造設備では、想定外のダウンタイムが頻繁に発生します。組立ラインのリニアガイドに発生した空気圧ダンパの些細な故障が原因となり、一定時間のシステム停止を余儀なくされることもあります。
この新しいシリンダセンサであれば、機械のリニアガイドやマグネットが入ったリニアアクチュエータのストローク時間の測定ができます。

2シフト体制で6000個/日の部品を製造する完全自動化ラインの場合
ダンパ故障による停止 2h T
メンテナンススタッフの人件費 €50/h K
375個/hあたり€10の稼働停止 €3,750/h P
(不良品は除外)
ダンパのコスト €30 M
年間の故障発生数 2 E
年間節約コスト S
S = ((K+P) x Tx E) + M
S = €15,230

FAQ