牛乳の最適な品質と量を確保する
3Dセンサが、自動搾乳システムの正確でスムーズな制御を実現します
最適な乳質 |
効率化 |
安全で動物にやさしい農場 |
結果
- 乳質と乳量が向上
- 自動搾乳プロセスの効率化
- 乳首を正確に検出することにより、スムーズな搾乳が可能に
- 牛乳の不純物を自動的に殺菌
課題
酪農家が台に腰かけて、牛の乳を搾る時代は間違いなく終わりました。乳量と乳質は、無負荷で搾乳だけでなく、タイミングにも影響されます。搾乳プロセスが遅滞なく完了されないと、炎症により牛乳が汚染される可能性があります。つまり、現代の酪農農場は高度に自動化されていて、成り行き任せで行われることは何もありません。
しかし、生産性とは別に、動物の健康は非常に重要です。乳牛にサービスを提供する自動搾乳システムはこの両方を保証する必要があります。さらに、暗い場所、高温多湿の場所、または寒い場所でこのシステムを使うとなると、別の問題が生じます。
ソリューション – なぜifmか?
ifmが提供する最新の3Dセンサ技術を使った高度な搾乳システムが、動物にやさしい搾乳プロセスを保証します。私たちは幸せな牝牛だけが最高の牛乳を与えてくれると知っています。牛舎の様子を見ていれば、牝牛たちが自発的に搾乳ステーションに向かうことに気づかないはずがありません。
無線チップが牝牛を特定し、搾乳ロボットのアームが牛の横から乳房に向かって移動します。この搾乳アームで最も重要な要素はifmの3Dカメラ「電子の目」です。搾乳アームに取り付けられたこのカメラは牛の下の「シーン」、つまり乳首の正確な位置を瞬時に検知します。4つの搾乳カップが1つずつ正確に配置され、牛の下から4つの乳首にかぶせられます。
このプロセスが正確で、刺激が少なければ少ないほど、牛にかかるストレスが小さくなり、これが牛乳の品質と量に直接影響を与えます。搾乳カップをかぶせる前に、乳首は消毒スプレーで消毒されます。洗浄ノズルが乳首に正確に到達できるよう、ここでもコントローラの3Dカメラがあらゆる空間情報を含む正確な3Dイメージを提供します。
このコンパクトな3Dカメラはシーンと対象物の空間的寸法を一目で検知し、3Dイメージとして提供します。動作原理であるタイムオブフライト(ToF)は、レーザスキャナの動作原理と比較できます。しかし、PMDカメラには、受光素子が1つだけではなく、23,232個あり、チップの上にマトリックス状に配置されています。4つの高出力LEDが、O3D視野全体の0.3~5mの範囲を照らします。
PMDテクノロジーの特に優れている点は、測定面の色や種類に関係なく、測定ができるところです。周辺光の光源や反射面、濡れた表面、非常に暗い物体であっても問題ありません。