導電率センサの特長
製品メリット
PP樹脂製で腐食環境に強い
PP（ポリプロピレン）樹脂のセンサボディは水濡れに強く、金属が腐食する可能性のあるアプリケーションに最適です。海水の塩分環境や、酸・アルカリ系洗剤の強腐食性の媒体と直接接触する環境でも、安心して使えます。
広い測定範囲で水処理全般のアプリケーションに対応
導電率100～200万µS/cmの範囲で連続測定し、温度補正機能を備え、デジタルまたはアナログで測定値を出力します。また、超純水中のNaCl量（%）も非周期通信で出力します。
船舶規格に適合
海水に強い材質で、DNV船級協会の認証によるEU ROの相互承認・型式承認を取得しています。このため、船舶向けの水処理アプリケーションに最適です。
コンパクトでさまざまな診断機能を内蔵
コンパクトなボディに診断・測定の各種機能を内蔵。制御盤内で場所を取らず、省配線化が実現します。また、測定機器と診断機器を接続するための通信ケーブルが不要なので、コストを節約できます。
アプリケーション
水処理 - ろ過・脱塩造水
センサは、100～200万µS/cmの範囲で導電率を連続測定します。つまり、LDL400は水処理全般の水質管理アプリケーションに幅広く対応します。
DNV船級認証によるEU ROの相互承認・型式承認を取得し、厳しい海事要求にも適合します。
養殖業 - 生態系のバランスを維持
養殖業は、繊細で持続的な水産資源管理が求められます。海洋生態系のバランスが崩れると、稚魚の死滅や産卵・孵化の失敗につながります。
LDL400の導電率測定により、重要管理要素である水中の塩分濃度がいつでも正確に測定できます。
植物工場 - 養液のミネラル濃度測定
植物の生育には、灌水量に加えて適切なミネラル分が必要です。
LDL400を使って、植物に必要なミネラル濃度の測定ができます。農作物に最適なミネラル補給ができ、生育環境を最適化します。
システム構成
IO-Linkによる付加価値
- プロセスを見える化
導電率と温度を連続測定し、プロセスを常に把握できます。超純水中のNaCl量（%）を非周期通信で出力します。 - リモートからも簡単セットアップ
リモートでも現場でも、IO-Link通信で導電率センサをすぐ簡単に設定できます。変換器の設置が不要です。 - プロセス値・イベントのログ管理とテスト機能
プロセス値の表示・記録に加え、IO-Link機能によりイベント履歴を保存、シミュレーションができます。 - 交換が簡単
センサの交換も簡単。バックアップ&リストア機能により、古いセンサに設定したパラメータは、新しいセンサを接続するだけで自動的にコピーされます。