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ユニバーサルビジョンセンサ O2U:コード読取と形状認識に対応
初のIO-Link対応ビジョンセンサ
コードの読取や部品の外観検査など、ビジョンシステムはさまざまな品質検査のアプリケーションに欠かせません。ユニバーサルビジョンセンサO2Uは、幅広い産業アプリケーションで豊富な採用実績を持つ、従来モデルのO2I5とO2D5の認識・コード読取機能を備えています。2種類のセンサの多彩な機能が1つになった新しいユニバーサルビジョンセンサ:種類の異なる1D・2Dコードや文字(OCR)等のコードを一度に認識できます。
- 部品の表面と輪郭の形状を高い信頼性で検出する品質検査を実現
- 検出領域を設定して移動物体を追跡するアンカー機能
- 部品の測定と位置・方向検出が可能
- センサで認識した物体の位置や回転のデータをロボット座標系に変換・送信しロボットを直接制御できるロボット-センサキャリブレーション機能
従来モデルのアプリケーションに加え、さらに新しいソリューションの可能性が広がります。
O2Uの特長
O2Uのメリット
従来モデルの各機能をすべて搭載
新しいユニバーサルビジョンセンサでは、表面・輪郭検出、1D・2Dコードの読取と文字認識(OCR)、各種アンカー機能を組み合わせて利用でき、部品の追跡や多彩な品質検査が1台で実現します。
主要通信規格をサポート
次の通信インターフェースに対応しています:TCP/IP、ProfiNet、Ethernet/IP、IO-Link
ifm Vision Assistantを使って簡単設定・快適操作
プログラミング知識がなくても、ifm Vision Assistantソフトウェアから直感的・簡単に操作できます。
偏光フィルタの切替による信頼性の高い物体検出
画像の色と偏光フィルタを設定でき、アプリケーションや使用環境に幅広く対応する安定検出を実現します。
リアルタイムの物体監視とデバイス交換
画像のパラメータ・ライブ画像の確認や検出領域(ROI)のサーチなどリアルタイム監視機能に対応し、センサ交換時は基準画像を伝送し比較するため、逸脱部分をすぐに検出して修正できます。
外部光の影響に強い
露光時間を変えて取込んだ複数の撮影画像のパラメータを利用するため、周囲の光の変化に影響されません。
O2Uのアプリケーション
自動車産業
車体のドア部分に付けられたバーコードをセンサで読取って部品を識別しながら、輪郭分析と寸法検査ができます。
ロボット自動化組立
最初にロボットでコードを読取ります。それから部品を照合して正しい製品を箱に入れます。
倉庫物流
センサがパレット寸法の記録と貼り付けられたコードの読取を同時に行います。
自動車部品/金属加工
パンチ穴の輪郭・位置検出と、2Dコードの読取による部品の追跡を同時に行います。
自動化・制御システム
コードの情報を読取って、部品別に品質検査を行います。
パッケージ産業
消費期限やシリアル番号を読取り、ラベルの貼り付け位置を検査します。
O2Uの機能
画像取込みとシステム接続
IO-Linkによる付加価値
- O2Uユニバーサルビジョンセンサを既存のIO-Linkインフラに直接簡単に統合できる
- センサでコードを読取りティーチングするだけでアプリケーション設定が完了
- Vision Assistantソフトウェアで複雑な認識タスクを設定・処理
- IO-Linkの標準COM3通信による高速データ伝送・データブロックの自動分割
- コントローラからセンサのパラメータを直接設定し、製造品目や作業プロセス変更後の段取り替えにも簡単に対応