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  1. IO-Linkの利点
  2. 製品選択
  3. IO-Link モジュール

IO-Linkフィールドモジュール

ifmのIO-Linkマスタは、製造現場や工場、設備機械などに制御盤不要で分散設置でき、センサからの情報を一括して収集できる最適なソリューションです。IO-Linkモジュールを活用し、IO-Linkインフラの運用がさらに向上します。ON/OFF信号やアナログ・デジタル入出力に対応し、アクチュエータも制御できます。さまざまなメリットをもたらし、制御機器やセンサ・アクチュエータ間との双方向通信をIO-Linkネットワークで簡単に構築できます。また、診断・プロセス最適化に関するあらゆるデータにITレベルからアクセスできます。
他の通信規格とは違う高い利便性を備えたソリューションで、特に小規模なアプリケーションに柔軟に対応します。

製品メリット:

  • 保護構造IP67/68/69Kの丈夫なプラスチックハウジング
  • 優れた耐衝撃・耐振動性
  • 一般産業とハイジェニックのアプリケーションに対応
  • デジタル入力フィルタ内蔵、高負荷出力
  • 電源供給とIO-Linkを電気的に分離
  • 入出力設定が可能(バイナリとアナログ)
  • デジタル入力フィルタによる信号の事前処理
  • 診断機能
  • ifm ecolink接続

導入メリット:

  • センサから収集した入出力信号をIO-Link通信によりフィールドバスで直接伝送
  • モジュールの柔軟な構成と設置によるコスト節約効果
  • 設置・設定作業の工数と時間を軽減
  • エラー検出が簡単
  • 標準化されたモジュール式構成

IO-Linkモジュールの製品概要

IO-Linkモジュールの接続構成

ifmは、幅広いアプリケーションに対応する豊富な製品ラインナップをご用意しています。モジュールは2つのタイプがあります。

  • オレンジのモジュールは、耐油・耐クーラント仕様の一般産業アプリケーション向けです。
  • グレーのモジュールは、衛生的な材質を使ったハイジェニック・食品アプリケーション向けです。保護構造IP 68/IP 69Kの高い防水・防塵性があります。

StandardLine/PerformanceLineと、BasicLineの比較を以下にまとめました。

StandardLine/PerformanceLine
マルチポート DI/DO設定 DI DO Al
一般産業用 AL2605 AL2607 AL2305 AL2303 AL2301 AL2627 AL2325 AL2323 AL2321 AL5021 AL2340 AL2341 AL2330 AL2331 AL2336 AL2384
食品産業用 AL2507 AL2205 AL2203 AL2201 AL2527 AL2225 AL2223 AL2221 AL2240 AL2241 AL2230 AL2231 AL2236 AL2284
ポート 8x M12 8x M12 オープン
エンド
6x M12 10x M12 6x M12 10x M12 6x M12 4x M12
最大入出力数
(ピン4+2)
16 16 12 20 12 20 12 4
電源供給 外部電源
M12 Lコード
外部電源
M12 Aコード
Bポート Aポート 外部電源
M12 Lコード
外部電源
M12 Aコード
Bポート Aポート Aポート 外部電源
M12 Aコード
Aポート
バイナリ
入力数
16 DI 12 DI 20 DI
アナログ
入力数
8 AI
(0~10 V、4~20 mA)
4 RTD
(PT100、PT1000、
TCK、TJK)
周波数
入力数
2x fl
0~3000 Hz
バイナリ
出力数
16 DO 12 DO 20 DO 12 DO
アナログ
出力数
PWM/PWM-I
出力数
8 PWM
2 PWM-I
センサ(US)/アクチュエータ(UA)
電源分離
ポート定格電流出力 2 A 1.8 A 1 A 2 A 1.8 A 1 A 1.8 A
モジュール定格電流出力 16 A 2x 1.8 A 1 A 16 A 2x 1.8 A 1 A 2x 1.8 A
障害除外
PL-d

詳細
保護構造 一般産業用(オレンジ色)IP 67
食品産業用(グレー)IP 69k
コネクタ/ソケットの材質 一般産業用(オレンジ色) - 真鍮ニッケルメッキ
食品産業用(グレー) - ステンレス
BasicLine
DI
一般産業用 AL2400 AL2401 AL2410 AL2411
ポート 4x M12 8x M12 4x M8 8x M8
最大入力数
(ピン4+2)
8 16 4 8
電源供給 内部電源、Aポート
バイナリ
入力数
8 DI 16 DI 4 DI 8 DI
アナログ
入力数
バイナリ
出力数
アナログ
出力数
センサ(US)/アクチュエータ(UA)電源分離
モジュール定格電流出力
保護構造 IP67
材質 コネクタ/ソケット 真鍮ニッケルメッキ

IO-Linkモジュールの電源供給

ifmは、製造現場の幅広い電源要求を満たすIO-Linkモジュールをご用意しています。ご要望に合ったIO-Linkマスタを柔軟にお選びいただけます。

電源供給について

モジュールのタイプにより最大3種類の電源供給(ピン)があり、現場に設置されたIO-Linkモジュール・センサ・アクチュエータに電力を供給します。

US = マスタからの電源供給
UA = アクチュエータ用外部電源
UAi = センサ用外部電源
MP = デジタル入出力・アナログ入力モジュール
DX = デジタル入出力モジュール
DI = デジタル入力モジュール
DO = デジタル出力モジュール

IO-LinkモジュールがBポート電源タイプの場合、センサとアクチュエータはUAからの電源供給により一括制御されます。
このような場合、UAの電源供給が遮断されるとセンサにも障害が発生します。
そのため、ifmではUAiとUAを分離した外部電源供給タイプのモジュールを提供しています。

PerformanceLineとStandardLineの電源供給

非相互作用型 / 障害除外型の電源供給

電源の機能安全

安全関連機能では、危険性のあるアクチュエータ電源の供給(UA)はセーフティリレーを使って一括制御を行うことが一般的です。

現在の分散型フィールドバス システムでは、アクチュエータは I/O モジュールの「非安全」出力を介して制御されますが、これらの I/O モジュールへの電圧供給は、上流の安全リレーまたは安全コントローラを介して集中的にオフにされることが増えています。

安全ではないI/Oモジュールでは障害が発生した場合、理論的にはアクチュエータの電源供給(UA)がオフにもかかわらずセンサ電源(US)から電源が供給され続ける可能性があります。新しいDX PerformanceLineモジュールは、このような理論的な障害を排除する障害除外型の設計を採用しています。

注意: これらのI/Oモジュールは、機能安全に適合するセーフティリレーではありません。

これを「パッシブセーフティ」と呼ぶものもあり、あたかも安全関連機器であるとの誤解を招く場合があります。そのためifmでは、「非相互作用型(non-interaction)」や「障害除外型(fault exclusion)」と呼んでこれを明確に区別しています。