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moneo SmartLimitWatcher
AIを搭載したmoneo SmartLimitWatcher(SLW)は、moneo DataScience Toolboxに含まれるソフトウェアです。工場の複雑な機械と製造プロセスの変動を動的に監視します。
それを実現するのは、各センサから収集したデータ・値の情報や様々なプロセスのパラメータを基にした重要なプロセス変数に現れる異常を、自動で早期に検出する技術です。moneo SmartLimitWatcherは、製造の品質や効率、工場の状態を、温度・流量・振動・電力消費量等のターゲット変数によって連続的に監視します。
moneo SmartLimitWatcherのしくみ
実測値と予測されるターゲット値を比較し、その履歴データに基づいた数理モデルをアルゴリズムでトレーニングし、実測値とターゲット値の差を継続的に導き出します。また、ターゲット変数の動的な期待範囲(信頼帯)を計算し、偏差を自動的に検出し出力します。
スマートAI監視ツールmoneo SmartLimitWatcherは、データサイエンスの専門知識がなくても、簡単な操作で運用できます。機械学習により、自律的にデータにアクセスして監視を行います。
moneo SmartLimitWatcherができること
このAI搭載ソフトウェアは、設定と異常検出の感度を、使いやすいようにユーザー自身で調整することができます。警告とアラームのしきい値も自由に決められ、製造プロセスの逸脱に迅速に対応できます。感度のモード設定は、なし・低・中・高・カスタムから選べます。
moneo SmartLimitWatcherのソフトウェアソリューションは、機械部品間の比較監視と、機械装置内の各部品の様々なパラメータを使った詳細な状態監視の両方が可能です。
moneo SmartLimitWatcherのメリット
データサイエンスの専門知識がなくても心配ありません。製造・メンテナンス担当者も簡単な5ステップのウィザードで使える実用的なソリューションです。
自動でデータを収集し、数理モデルのトレーニングとデータの整理を行います。複雑なデータ処理を事前に行う必要はありません。
監視精度の検証等を行い最適なAIモデルを自動選択します。
時間と状態に基づいた監視をします。ターゲット変数の動的な期待範囲を使って連続的なバックグラウンド監視を行います。
異常検出の感度調整が可能です。警告とアラームも自由に設定できます。
5つのステップでスマートプロセス監視:
5ステップのウィザード
moneo SmartLimitWatcherは、ウィザードに従って操作するだけなので、ソフトウェアのセットアップが簡単です。5つのステップ通りに操作するだけで、データサイエンティストがいなくてもインテリジェントな監視ツールを立ち上げられます。
解説動画:moneo SmartLimitWatcher
moneo SmartLimitWatcherのアプリケーション
SmartLimitWatcherのAIを利用したさまざまなプロセスの状態監視: 装置間の比較監視や、装置内の各部品やパラメータの監視等を行うことができます。
- 水平アプリケーション:装置間の比較監視
要件
1つのプロセスや同じ工場内に接続され、物理的に依存する複数の装置。少数のセンサやパラメータを使って異常の検出ができます。
- 垂直アプリケーション:複数のパラメータを使用した装置内の詳細監視
要件
装置の動作の偏差を検出するためには、多くの測定点の記録が必要になります。これは、全体的に幅広く監視したい場合に適しています。